半径5メートル

目で見える、手が届く、できごとについて

賃貸と持ち家 どっちがいいのか!!

みなさんは賃貸ですか、持ち家ですか。

 

私は10年ほど前に一人暮らしを始めて以来、ずっと賃貸住まいでおります。 

賃貸はラクですよ、

場所に飽きた、隣人がめんどくさい、等々。。。

嫌になったら引っ越せばいい、という

最終絶対自由ラインの内側で、ぬくぬく暮らしていられるのです。

 

とはいえ、社会人になってそれなりに収入を得られるようになると、

 

持ち家って最後の社会的ステータスだなとか、

資産にならないから家賃払うなんてもったいないぞってエラそうに言われたなとか、

 

家買ってかっこつけたい!って自分(というかセルフイメージ)が

ムクムクしてくるのですよ。

 

家を買おうと情報収集を始めると必ず目にする

「賃貸VS持ち家! 損する人・得する人!」的な記事を

を試しに読んでみるものの、

 

「賃貸で別に困ってないしなあ ていうかいつまでサラリーマンかわからんしなあ」

などど、言い出す始末です。 

 

そこで私はふと考えました、

人はいつ家を買おうと決心するのだろうと。

賃貸ライフが提供してくれる自由を踏み越え、

札束にしては幻想としか思えない額のお金を借りる決心がいつつくのだろうと。

 

持ち家というのはそう簡単に引っ越せないのですから、立地や間取りだけでなく、

ここで買い物して、子供ができたらここの保育園で、、、等々

日常生活、というよりも人生の動線を購入時に考慮に入れる必要があります。

どう生きたいか、が分からないと、どの家がいいかなんて選べないのです。

 

つまり、

家を買う決心ができないのは、

私はこうやって生きて行くんだ、という指針が定まっていないからでした。

 

試しに自分の生きる道(世代なもんで)を考えて見ても、

 

今の仕事好きなんだっけ、

何か大きな壁にぶつかった時逃げ出したりするんだろうか、

一緒に住むパートナーとずっとやっていけるかな、

 

という仕事や家族を取り巻く問いから始まり、

 

ていうかいい大人なのにどうやって生きていきたいか決まってないなんて

今までの人生で何を学んできたんだか、

そもそもこれまでの人生で自分がこうしたいって選んだことなんて

あったんだっけ、

 

などど、自己肯定感ゼロのインナーチャイルドがお目見えしてしまうのです。

 

こうなってくると、家を買うという現実的な問題に取り組む気力はすっかり消え失せ、

いつのまにか腕のいいセラピスト探しにネットの砂漠を奔走しています。

 

「結局手前味噌のウェブサイトじゃ、セラピーの良し悪しなんてわかんねーよ」

と悪態をついて、桃源郷もとい賃貸マンションで今日も眠りにつくのです。

まだマイホームは夢の向こう側のようです。